2024年1月29日

2024年・第30回評議員会開催について(出欠伺い)

2024年2月吉日
日本脳科学関連学会連合評議員各位
日本脳科学関連学会連合
代表 高橋 良輔
日本脳科連関連学会連合 第30回評議員会開催について(出欠伺い)

日本脳科学関連学会連合第30回評議員会を以下の通り開催いたします。
以下の出欠入力フォームより連絡くださいますようお願いいたします。


■日時
2024年3月31日(日)  13:00~15:00

■会場
TKP品川カンファレンスセンターANNEX  
東京都港区高輪3-13-1 TAKANAWA COURT 3階
アクセスはこちら

■決議事項
2023年度事業報告、決算及び会計監査報告、2024年度事業計画、予算他


 

(出欠について)
3月18日(月)までにこちらの入力フォームより出欠をご連絡ください。

※欠席される場合は、下記フォームをダウンロード後、委任状(公印略)を以下の方法でご提出ください。

 

◎メール添付にてご提出 (WordまたはPDF書面にて)
ファイル名はご自身のお名前でお願いいたします。
宛先:日本脳科学関連学会連合事務局 office@brainscience-union.jp
3月18日(月)までにご提出をお願いいたします。

(スケジュール)
3月18日(月) 出欠登録期限(脳科連ウェブ会員ページより)
3月18日(月) 委任状提出期限(電子書面)

【連絡先】
日本脳科学関連学会連合事務局 担当:黒住/吉田
メール:office@brainscience-union.jp
TEL:03-5842-2210

2024年1月26日

第4回産学連携諮問委員会

【日本脳科学関連学会連合 第4回産学連携諮問委員会 議事録】

日時

2023年11月29日(水)15:00-17:15

場所

Web会議(Zoom会議)

参加者

池田和隆(委員長)、萩原一平(副委員長)、梅田聡、尾崎紀夫、加藤忠史、竹島多賀夫、中込和幸(15:55退出)、林(高木) 朗子、平田晋也(16:08退出)、松元健二、宮川剛、石山健夫、上野太郎、木村禎治、菱田寛之、守口善也、住吉太幹(WG4-TF1 16:26退出)、武見充晃(WG4.TF2)、

オブザーバー出席者:
高野晶寛(WG1)、松井秀彰(庶務幹事)、
 
プレ会議出席
阿部修(副委員長)、池田昭夫、伊佐正、大隅 典子、岡野栄之、川合謙介、工藤與亮、後藤純信、齊藤延人、藤原一男、宮川剛(本会議も出席)、山脇成人、菊地哲朗

欠席者

小澤一史、黒田輝、田中謙二、松田哲也、小原喜一、白尾智明

(以上敬称略)

議事次第

1.脳科連産学連携諮問委員会の構造、位置づけ、WG3やWG4のTFについて
2.各WG及びTFの活動報告
1)WG1 政府の健康医療戦略に関する検討グループ グループ長 尾崎紀夫委員
2)WG2 日本学術会議での未来の学術振興構想に関する検討グループ グループ長 伊佐正委員
3)WG3 バイオマーカーの産学連携開発制度の検討グループ グループ長 阿部修委員
・TF1 脳MRI画像(形態、機能)TF長 阿部修委員
・TF2 電磁気生理学的計測法(EEG、MEG、NIRSなど)TF長 池田昭夫委員
・TF3 遺伝子解析や液性バイオマーカー TF長 未定
・TF4 Behavior and Psychological Symptoms TF長 未定
4)WG4 脳科学産学連携基盤関連法制度の検討グループ グループ長 池田和隆委員長
・TF1 分散型臨床試験推進 TF長 住吉太幹委員
・TF2 デジタルブレインTF長 武見充晃委員
・TF3 ドラッグリポジショニング推進 TF長 池田和隆委員長
・TF4 インフォメーションメディスン推進、情報医療推進
TF長 本田学委員(萩原一平委員代理説明)
5)WG5 製薬協会員会社脳科学連携の検討グループ グループ長 石山健夫委員
3.プレ会議での各委員からのご意見紹介
4.今後の講演会について

議事内容

会議に先立ち、池田委員長より議事進行について説明がなされた。

1. 脳科連産学連携諮問委員会の構造、位置づけ、WG3やWG4のTFについて
池田委員長より資料に基づき、脳科連産学連携諮問委員会の構造、位置づけ、WG3やWG4のTFについての説明がなされた。

2.活動報告
1)WG1政府の健康医療戦略に関する検討グループ グループ長 尾崎紀夫委員
尾崎委員より、日本精神神経学会より発出した「精神疾患の克服と障害支援に向けた研究推進の提言2023」とその動向について報告があった。提言発出後、今年の6、7月に提言の説明や意見交換を次の機関と行った旨、説明がなされた。厚生労働省、文部科学省・ライフサイエンス課、経済産業省・ヘルスケア産業課、内閣府健康・医療戦略推進事務局、AMED、日本製薬工業協会、PMDA。また、内閣府の健康・医療戦略推進専門調査会の資料及び日本医学会より各学会へ送った「医療分野の研究開発に関するアンケート課題及び課題解決策」についても説明がなされた。来年の日本精神神経学会学術総会シンポジウムではこの提言がもたらす産官学の連携による将来の精神疾患研究の方向性を議論する予定。

2)WG2日本学術会議での未来の学術振興構想に関する検討グループ グループ長 伊佐正委員(録画)
伊佐委員より、去年12月中旬に脳科連から日本学術会議・未来の学術振興構想へ提出した提案※が、「学術の中長期研究戦略」のグランドビジョンに採択されたことが報告された。今後は、これをどう実体化するかが重要な課題であること、また実体化するにあたり来年度から始まる「脳神経科学統合プログラム(仮称)」について説明がなされた。

※基礎編、臨床編をまとめたもの。タイトルは「脳型重層研究網と個別化医療システム網による統合知が導く多様な個の脳・こころと環境のウェルビーイングが共存する「和の社会」構想」

3)WG3バイオマーカーの産学連携開発制度の検討グループ グループ長 阿部修委員
阿部委員より、WG3では4つのTFが提案され、WG内でどのTFを希望するか調査したところメンバーは下記の通りとなった。またTF3とTF4は希望者がいないため、今後はWG内でどのTFを希望するかご回答のない方を中心に、どこか1つのTFに入って頂き活動を進めて行きたい旨、説明がなされた。

・TF1脳MRI画像(形態及び機能) (TF長:阿部修委員)
阿部TF長、工藤委員、後藤委員、守口委員

・TF2電磁気生理学的計測法(EEG、MEG、NIRSなど)(TF長:池田昭夫委員)
池田昭夫TF長、石山委員、後藤委員

4)WG4脳科学産学連携基盤関連法制度の検討グループ グループ長 池田和隆委員長

・TF1.分散型臨床試験推進(TF長:住吉太幹委員)
住吉TF長より、今まで3回会議を行いメンバーは次の通りである旨、報告がなされた。住吉TF長、菊地委員、岸本委員でスタートし、NCNP中込委員、NCNP小居委員、明智委員(名古屋市立大学)の総勢6名、オブザーバーとして池田委員長。活動としては、米国FDA開発部署長官とオンライン会議にて意見交換を行ったこと、9月に韓国シンガポール日本のNIMHにあたる機関が開催した合同学会において、脳科連とこのTFについて紹介を行ったことが報告された。今後は、来年6月に日本神経精神学会学術総会のシンポジウムで分散型臨床試験をテーマに応募した。

・TF2.デジタルブレイン(TF長:武見充晃委員)
武見TF長より、今まで3回勉強会を実施しメンバーは次の通りである旨、報告がなされた。武見TF長、茨木委員、内藤委員、盛山委員の総勢4名。TF2は脳科学分野を活性化するという大きなビジョンの下にデジタルブレインに関する検討を進めていく。長期目標は国等への提案書の作成とその提案の実現へ向けた活動であること、短期目標はOECDやUNESCOでの該当活動への貢献準備であることが説明された。今後は、短期目標の活動としてOECDのツールキットの作成、UNESCOのニューロテック勧告の作成に向けて準備を進めて行く。こうした作成プロジェクトを脳科連と共に国内のアカデミアと産業界が一緒になって動くことで研究費を拡充していくこと、一例として脳科連産学連携諮問委員会として「ブレイン・テックの国際競争力強化に係る要望書」を文科大臣に提出することが提案された。

・TF3.ドラッグリポジショニング推進(TF長:池田和隆委員長)
池田委員長より、今まで1回会議を行い、ドラッグリポジショニングはエコファーマ、ドラッグリパーパシングとも呼ばれその重要性が長年指摘され、関連ジャーナルも創刊され関連論文数も増加している背景があるため、これをもっと推進しより良い制度を提案していきたい旨、説明がなされた。一方でネックとして、物質特許が切れてしまった後は知財が守られにくいため、製薬企業としては開発に大きなお金をかけることに二の足を踏むため、より特許を守る制度にしていく必要がある。配慮疾患として認定していくと優先的に認可されやすい。エビデンスレベルは社会事情にもよるためドラッグリポジショニングの重要性、安全性、効率性を厚労省と議論することが重要であることも説明がなされた。また、治療ガイドラインに記載して使用されやすくし、エビデンスレベルを上げ、公知申請に繋げる道もあることが説明された。いろいろな可能性が既にあることを把握して周知するとともに、改善が必要な制度を見極めるための調査活動をしていく旨が説明された。

・TF4.インフォメーションメディスン推進、情報医療推進(TF長:本田学委員)
(萩原一平委員代理説明)
萩原委員より、今まで1回会議を行いメンバーは次の通りである旨、報告がなされた。本田TF長、梅田委員、高橋委員、松元委員、萩原委員総勢5名。設置目的はインフォメーションメディスン(情報医学・情報医療)という新たな手法について、社会の変化スピードに合わせ、Well-being向上に資する科学研究・応用開発を推進することについて検討・提言する場として設置した。活動内容は①インフォメーションメディスンの全体スキーム検討②インフォメーションメディスンの適用範囲と課題の検討③情報科学(脳のモデル化、計算論的精神医学、ウェアラブルセンサー、スマホアプリ等を含む)活用方法の検討④インフォメーションメディスンに関わる制度、規制に関する検討であることが説明された。
5)WG5 製薬協会員会社脳科学連携の検討グループ グループ長 石山健夫委員
石山委員長より、今までに2回会議を行い、WG5の活動目的は製薬協会員会社との連携や脳科連と製薬協の橋渡し支援である。活動内容は①他のWGのミッション、政策提言、学術的な活動、規制関連対応に対しての随時対応、②製薬企業と脳科連所属のアカデミアの先生方のコミュニケーションの促進、③製薬協の活動内容で脳科連との関連がある活動の共有、であることが説明された。今後は、製薬協とは独立して活動をしつつ必要に応じて製薬協と連携し、メンバーを増やしていきたい旨、報告がなされた。
 
3. プレ会議での各委員からのご意見紹介
① プレ会議①川合委員、齋藤委員
② プレ会議②伊佐委員、岡野委員、後藤委員、藤原委員
③ プレ会議③阿部委員、池田昭夫委員、岡野委員、菊地委員、工藤委員、平田幸一委員、山脇委員

4.今後の講演会について
今まで間野博行先生(国立がん研究センター研究所長)、岡田安史エーザイ株式会社代表執行役COOにご講演いただいた。今後どなたかにご講演いただきたい方がいればお知らせして欲しい旨、説明がなされた。

                                                   以上

2023年11月20日

第34回運営委員会 

【日本脳科学関連学会連合 第34回運営委員会議事録】

日時

2023年10月22日(日)14:00~14:45

場所

ZOOM 会議

参加者

(敬称略)
髙橋 良輔(代表 日本神経学会)
岡野 栄之(副代表 日本神経化学会)
加藤 忠史(副代表 日本生物学的精神医学会)
池田 和隆(日本アルコール・アディクション医学会)
大隅 典子(日本神経精神薬理学会)
伊佐 正(前代表 日本神経科学学会)

オブザーバー参加(敬称略)
勝野 雅央(将来構想委員長 日本神経学会)
松井 秀彰(庶務幹事)

欠席者

(敬称略)
岩坪 威(日本認知症学会)
上田 陽一(日本神経内分泌学会)
柚﨑 通介(日本神経科学学会)

議題:

(1) 新規脳科学事業における脳科学と数理の連携について
髙橋代表から配布資料に基づいて、新規脳科学事業における脳科学と数理の連携について説明がなされた。脳科学と数理の連携を効果的に推進するために窓口を設けたり、シンポジウムなどで連携をはかったりすることが提案された。伊佐前代表から引き続いて追加の説明がなされた。
岡野副代表から革新脳の際に脳科学と数理の連携が十分進められなかった点が述べられた。引き続き各委員から脳科学と数理の連携を進めるにあたっての課題や問題点が話し合われた。それらの課題や問題点を今後も議論していくこととなった。
新規脳科学事業における脳科学と数理の連携を効果的に進めるための窓口の設置や話し合い、シンポジウム企画などを進めること、並びにそのシンポジウムの企画補助をする候補者について、運営委員会出席の全員の承認が得られた。
その後、岡野副代表から脳科学と数理の融合分野の人材育成をどう進めるかが重要であると発言があった。
(2)その他
伊佐前代表から本件でも想定されるような対面のシンポジウムやミーティング開催にかかる費用を脳科学連合が負担する可能性について発言があり、そのような場合の費用を脳科学連合が負担しても良いということで運営委員会出席の全員の承認が得られた。

以 上