2021年10月27日

第27回運営委員会(拡大運営委員会)

【日本脳科学関連学会連合 第27回運営委員会(拡大運営委員会) 議事録】

日時

2021年9月23日(木・祝)10:00~11:30

場所

Web会議(Zoom)

参加者

(敬称略)
伊佐 正(日本神経科学学会)
尾崎 紀夫(日本生物学的精神医学会)
齊藤 延人(日本脳神経外科学会)
高橋 良輔(日本神経学会)
池田 和隆(日本神経精神薬理学会)
谷内 一彦(日本薬理学会)
岩坪 威(日本認知症学会)
岡野 栄之(日本神経化学会)
岡部 繁男(代表補佐 日本解剖学会)
松田 哲也(代表補佐)
鈴木 匡子(代表補佐 日本神経心理学会)
花川 隆(脳科学将来構想委員会 委員長)
上田 陽一(広報委員会 委員長)

欠席者

(敬称略)
代表補佐:山脇 成人(代表補佐 日本神経精神薬理学会)

議事

(1)産学連携諮問委員会および連携法人会員制度の準備
(2)COI委員会の必要性
(3)脳科学将来構想委員会報告
(4)脳科連ジャーナルの可能性

開会挨拶

伊佐代表より産学連携諮問委員会および連携法人会員制度の経緯について説明がなされた。
脳科連の大きな転換点でもあるので、今後進めて行く方針、方向性を議論していただき良い方向に進めていただきたい旨説明がなされた。

(1)産学連携諮問委員会および連携法人会員制度の準備
池田委員より評議員アンケートの結果、および評議員の意見に関する産学連携諮問委員会準備ワーキンググループとしての回答の説明がなされた。
伊佐代表よりポイントとしては、各学会の活動と脳科連としての活動との関係、連携法人会員制度、COIの問題、となるとの追加説明がなされた。また、委員の決定については、少し議論をしたい旨説明がなされた。
池田委員より引続き資料に基づき、企業アンケートの結果、ご意見、それに対しての回答等について説明がなされた。
高橋委員より企業、産業界の意見が今後重要になって行く中で、アンケートの結果をみても興味のある企業も多いので何らかの会員になっていただけるのではとの意見があった。
伊佐代表より脳科連としてでしか出来ないことにファーカスして進めて行く事が大事で、その中でシンポシウムや官庁との意見交換、提言など取り入れていきたいとの説明がなされた。
岡野委員より脳科連として特定の学会、企業に偏らない活動が必要だが、各学会と脳科連とのすみわけなども必要との意見がなされた。また、企業としての動きが見えにくいとの意見があった。
池田委員より、製薬協との関係なども大切していきながら、脳科連産学連携諮問委員会として業界同士で繋がっていただくようになればと考えている旨意見があった。
岩坪委員より製薬協は重要な立場にあり、製薬協の単位で動かれることも多くなっているとの意見があった。
池田委員より、産学連携諮問委員会活動内容について資料に基づき説明がなされた。その中で中核活動及びその他の活動については委員会発足後に優先順位を検討していくとの説明がなされた。
谷内委員より11)製薬協加盟の有志企業との意見交換は、製薬協加盟企業を重視したいとのことでこの標記があるのかとの質問があった。池田委員より、製薬協だけを重視するつもりはないとの説明がなされ、谷内委員より「有志企業など、関連企業など」と少しマイルドな表現にする方が良いのではとの意見があった。
齊藤副代表より産学連携諮問委員会活動内容の冒頭の「脳科連運営委員会の諮問を受けて」は委嘱でも良いのではとの意見があり、伊佐代表より運営委員会の諮問を取っているとの形式的なことなので、このまま「諮問」で行く旨説明された。
高橋委員より脳科学将来構想委員会との連携も今後議論していただきたい旨要望があった。
尾崎副代表より、各学会のCOI、産学連携をどのように行っているかの情報収集が必要ではとの意見がなされた。委員会で議論していくことが説明された。
伊佐代表より、評議員会では修正した資料を提出、内規について議論していただいた内容、アンケート結果などなるべく多くの資料を基に議論していただくとの説明がなされ、承認された。
池田委員よりロードマップに沿って説明がなされた。
伊佐代表より、産学連携諮問員会や脳科連連携法人会員を、どのような立て付けとするか、代表が委員に加わるか、などを今後議論していただくことが説明された。
松田代表補佐より年会費の期間についての質問があり、伊佐代表より期間については脳科連の会計年度に合わせるのが理想だが、そのあたりは今後検討していくこととなった。
上田広報委員長より、会費の中の企業のバナーについての質問があり、池田委員より資料に基づきバナーの提示について説明がなされた。

(2) COI委員会の必要性
伊佐代表より今後はCOI委員会も立ち上げる必要があることが報告された。

(3) 脳科学将来構想委員会報告
花川脳科学将来構想委員長より資料に基づき説明がなされ、各学会の活動や状況の報告がなされた。

(4) 脳科連ジャーナルの可能性
花川脳科学将来構想委員長より各学会誌のジャーナルについてアンケート結果の説明がなされ、脳科連ジャーナルの構想があることを説明し、各学会の意見を伺うなど進めて行きたいとの説明がなされた。
高橋委員より財政基盤、編集業務などを考えると今すぐ動くのは難しいのではないかとの意見があり、花川脳科学将来構想委員長よりNeuropsychopharmacology Reports がリニューアル初年度から黒字であったことから、これを基盤とすることで問題が無くなる可能性があるとの説明がなされた。
池田委員より、サウンドネス重視の脳科連ジャーナルの創刊は、科学の発展における高いニーズに応えるものであるとの説明がなされた。
伊佐代表より、「脳科連ジャーナル」については慎重意見もあるので、時間をかけて議論する必要があり、今後の運営委員会の議題として、資料等をそろえた上で改めて取りあげて議論していく旨が告げられた。

以 上