2021年11月29日

第22回評議員会

【日本脳科学関連学会連合 第22回評議員会 議事要旨】

日時

令和3年10月1日(金曜日)(メール配信日)~10月11日(月曜日)(回答締切日)

参加者

評議員 全90名

議事:(審議事項)

(1)産学連携諮問委員会および脳科連連携法人会員制度の運営委員会案の審議

審議の結果:

議題(1)について85名の評議員より承認を得た。

5名から不承諾の意見がありました。(以下要約)

(A先生)企業の関心はそれほど高くないのではないか。各学会で既に行っていることを新たに脳科連として行う必要は無いのでは?必要な状況になった際に連携を取ればよいのではないか?
(B,C,D先生)産学連携は各学会で個別かつ具体的に対応すべき。脳科連は総意形成と発信が本来の役割。委員会の設計について委員とオブザーバーの権限の総意が不明確。
(E先生)連携法人会員制度が会員学会の賛助会員と重複する可能性がある。評議員会の意見聴取期間が短い。各学会の産学連携委員会との審議が必要。

[以上を受けての脳科連としての対応]
・(A先生のご意見について)普段からある程度の連携がないと、緊急時に対応が取れませんので、普段から産学連携の在り方について意見交換をしておくことが重要と考えます。
・(B,C,D先生のご意見について)各学会で行われている活動とはバッティングしないよう、脳科連はあくまで会員学会の総意形成と省庁などへの提案に注力し、個別の産学連携活動は行わないことします。企業関係者はオブザーバーではなく委員になっていただき、そして1名は副委員長になっていただきます。フラットに意見をだしていただくためには必要な措置と考えます。
・(E先生のご意見について)脳科連の産学連携法人会員になったために各学会の賛助会員を辞退されるようでは本末転倒ですので、そういうことがないよう、会員になっていただく際には企業側に十分に趣旨を説明したいと思います。今回の評議員会の期間が短いというご意見については、これまで評議員会及び各学会へのアンケートなどで十分に時間をとって問題提起をさせていただいており、今回も表明された懸念点についての説明を付記して評議員会に諮らせていただきました。また、産学連携諮問委員会が発足しましたら、各学会の産学連携委員会との協議を行わせていただきます。

今回は、正式に評議員会を開催させていただいておりますので、手続き上は多数決で承認ということになります。ただ、今回重要な懸念が複数提示されたことを考えますと、今後十分な説明を行い、今回は不承諾の先生方にも活動を見ていただいて、将来的に承諾に転じていただけるようにして参りたいと考えます。

以下、今後の進め方についてですが、
・法人会員を募集する。
・委員の選任を行う。産学連携諮問委員会に諮問する立場の連合代表は参加せず、当面、活動が適正に行われていることを確認する役割を担う。
・産学連携諮問委員会は産学連携委員会を有している学会の委員会と意見交換を行い、活動方針を決めていく。

以上