2023年6月23日

2023年 第1回 脳科学将来構想委員会

【2023年第1回 日本脳科学関連学会連合将来構想委員会議事録】

日時

2023年5月21日(日曜日)10:00~11:35

場所

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脳科連将来構想委員会委員:阿部 修(日本磁気共鳴医学会)、池田 和隆(日本アルコール・アディクション医学会)、大木 研一(日本生理学会)、勝野 雅央(日本神経学会)、小泉 修一(日本神経化学会)、下郡 智美(日本神経科学学会)、田中 沙織(日本神経回路学会)、橋本 亮太(日本精神神経学会)、花川 隆(日本臨床神経生理学会)、林(高木)朗子(日本神経精神薬理学会)、橋本 唯史(国立精神・神経医療研究センター)、磯田 昌岐(自然科学研究機構)、村山 正宜(理化学研究所 11:30退出)、和氣 弘明(CREST)

欠席委員:梅田 聡(日本心理学会)、加藤 忠史(日本生物学的精神医学会)、銅谷 賢治(AMED国際脳)、大塚 稔久(AMED革新脳)

オブザーバー:高橋 良輔代表、伊佐 正代表補佐、松井 秀彰庶務幹事

議事次第

1. 脳科連将来構想委員会の紹介
2. 委員長・副委員長選出
3. 未来の学術振興構想「学術の中長期研究戦略」内定についての報告と今後の作業
4. 文科省のプロジェクトへの応募書類について
5. その他

議事内容

会議に先立ち高橋代表より議事進行について説明がなされた。

1. 脳科連将来構想委員会の紹介
第6期将来構想委員会のメンバー、オブザーバーより、それぞれ自己紹介がなされた。

2. 委員長・副委員長選出
将来構想委員会委員長に勝野雅央委員(名古屋大学)、副委員長に橋本亮太委員(NCNP)、林(高木)朗子委員(理研)が推薦され、委員会で承認された。

3. 未来の学術振興構想「学術の中長期研究戦略」内定についての報告と今後の作業
高橋代表、花川前委員長より、脳科連から提出した学術の中長期研究戦略「脳型重層研究網と個別化医療システム網による統合知が導く多様な個の脳・こころと環境のウェルビーイングが共存する「和の社会」設計構想」が「未来の学術振興構想」として掲載が内定したことが報告された。また学術研究振興分科会等委員より、概要作成に当たっては基礎編の要素も取り入れた形で一つの提案にまとめて作成される方がよいとの指摘があったことから、今後は基礎編、臨床編を花川前委員長にまとめて頂き提出予定となる旨、説明がなされた。
(提出期限5月26日)

4. 文科省のプロジェクトへの応募書類について
花川前委員長より文科省のプロジェクト「ロードマップ2023」について、これまでの経緯、昨今の変更点、今後の展望に関して説明がなされた。これまでは日本学術会議でマスタープランを選出後、文科省でロードマップとして掲載され、その後、大規模学術フロンティア促進事業に採択されると予算処理がされた。2023年ロードマップの公募要領によると、大学研究基盤か整備課の事業として大学・大学共同利用機関法人が対象となる。そのため、中核機関として然るべき大学・大学共同利用機関が申請し、要請があれば脳科連がコミュニティからのサポートを行う形式になることも説明された。

公募説明会:5月12日に開催 (以下リンク参照)締め切り:令和5年5年6月30日
https://www.mext.go.jp/b_menu/boshu/detail/mext_00301.html
https://www.youtube.com/watch?v=BDNsvLagWKY

審議の結果、今回は、ロードマップへ多大なエフォートを割くメリットは慎重に判断する必要があることが問題提起された。ロードマップ採択を目指すには時間が足りないこと、また「未来の学術振興構想」がどのように利用されるのかは今後の動向を注意する必要がある旨、説明がなされた。

今後の提案として以下2点が挙げられた。
① 各研究機関で良い提案を持っていて脳科連にサポートして欲しいのがあれば、サポートしていくべきである。今後、ロードマップに応募した機関があれば、評議員会や将来構想委員を通じて脳科連に知らせて頂き、脳科連がサポートする。
② 次のポスト革新脳国際脳の内容がわかってきたところで、そこにないようなものを3年後の2026年ロードマップに出せるよう準備を進めていく。(将来構想委員会内にWGのようなものを作る)

5. その他
特に報告及び審議事項なし

以 上