2025年5月13日

第32回評議員会

【日本脳科学関連学会連合 第32回評議員会 議事要録】

日時

2025年3月30日(日) 13:00~15:00

場所

TKP品川カンファレンスセンターANNEX

評議員数および定足数

評議員総数96名 定足数48名

出席者 43名

(名簿順、敬称略)
日本アルコール・アディクション医学会: 新井清美、池田和隆
日本解剖学会:仲嶋一範、堀 修
日本磁気共鳴医学会:小畠隆行
日本小児神経学会:加藤光広、小坂 仁、齋藤伸治
日本自律神経学会:小野弓絵
日本神経回路学会:石井信
日本神経化学会:小泉修一(13:10入室)、岡野栄之
日本神経科学学会:山中宏二、柚﨑通介(13:20入室)、伊佐正
日本神経学会:戸田達史
日本神経心理学会:鈴木匡子、永井知代子
日本神経精神薬理学会:新田淳美、大隅典子、中込和幸
日本神経内分泌学会: 上田陽一
日本神経病理学会:吉田眞理
日本神経放射線学会:工藤與亮
日本心理学会:阿部恒之、梅田聡
日本頭痛学会:竹島多賀夫
日本精神神経学会:尾崎紀夫
日本生物学的精神医学会:岩本和也
日本生理学会:中村和弘
日本てんかん学会:池田昭夫
日本認知症学会:岩坪威、富田泰輔 
日本ニューロリハビリテーション学会:野川茂
日本脳科学会:松﨑秀夫
日本脳神経外科学会:斎藤延人、武笠晃丈
日本パーキンソン病・運動障害疾患学会:花島律子、熊田聡子
日本ヒト脳マッピング学会:宇川義一、松田哲也
日本薬理学会:赤羽悟美
日本臨床神経生理学会:後藤純信

脳科学リテラシー委員:奥村哲
庶務幹事:松井秀彰
会計幹事:古屋敷智之
事務局:黒住 吉田

欠席者 53名

(48名は委任状あり(議長への委任29名)、委任状なし5名*)
(名簿順、敬称略)
日本アルコール・アディクション医学会:神田秀幸(委任状)
日本解剖学会:大和田祐二(委任状)
日本磁気共鳴医学会:堀正明(委任状)、黒田輝(小畠隆行評議員に委任、委任状)
日本自律神経学会:黒澤美枝子(委任状)、山元敏正(委任状)
日本神経回路学会:田中沙織(石井信評議員に委任、委任状)
酒井裕(石井信評議員に委任、委任状)
日本神経化学会:林朗子*
日本神経学会:西山和利(委任状)、高橋良輔(委任状)
日本神経心理学会:池田学*
日本神経内分泌学会:有馬寛(委任状)、尾仲達史(委任状)
日本神経病理学会:柿田明美(委任状)、高尾昌樹(委任状)
日本神経放射線学会:三木幸雄(委任状)、長縄慎二(委任状)
日本神経免疫学会: 中島一郎(委任状)横田隆徳*、中原仁(委任状)
日本心理学会:坂上雅道*
日本睡眠学会:内村直尚(委任状)、勢井宏義(委任状)、栗山健一(委任状)
日本頭痛学会:柴田護(竹島多賀夫評議員に委任、委任状)
平田幸一(竹島多賀夫評議員に委任、委任状)
日本精神神経学会:三村將(尾崎紀夫評議員に委任、委任状)
村井俊哉(尾崎紀夫評議員に委任、委任状)
日本生物学的精神医学会:加藤忠史(岩本和也評議員へ委任、委任状)
上野修一(委任状)
日本生理学会:久保義弘(中村和弘評議員へ委任、委任状)
磯村宜和(中村和弘評議員へ委任、委任状)
日本てんかん学会:川合謙介(池田昭夫評議員へ委任、委任状)
今井克美(池田昭夫評議員へ委任、委任状)
日本認知症学会:池内健(岩坪威評議員へ委任、委任状)
日本ニューロリハビリテーション学会:才藤栄一(野川茂評議員へ委任、委任状)
黒田敏(野川茂評議員へ委任、委任状)
日本脳科学会:清水栄司(委任状)、佐藤康二(委任状)
日本脳神経外科学会:三國信啓(齋藤延人評議員へ委任、委任状)
日本パーキンソン病・運動障害疾患学会:渡辺宏久(花島律子評議員へ委任、委任状)
日本ヒト脳マッピング学会:湯本真人(委任状)
日本薬理学会:橋本均(委任状)、池谷裕二(委任状) 
日本リハビリテーション医学会:安保雅博(委任状)、久保俊一*、出江紳一(委任状)
日本臨床神経生理学会:今井富裕(後藤純信評議員へ委任、委任状)
松本理器(後藤純信評議員へ委任、委任状)
日本臨床精神神経薬理学会:古郡規雄(委任状)、渡邊 衡一郎(委任状)
加藤 正樹(委任状)

議事:(審議事項)

1. 開会
2.出欠確認
3. 議決事項
(1)2024年度事業報告について
   1)各委員会からの報告
   2)2024年度脳科学オリンピック実施報告
(2)2024年度一般会計の決算および監査について
2024年度脳科学オリンピック特別会計の決算および監査について
(3)2025年度事業計画について 
   1)各委員からの報告
   2)2025年度脳科学オリンピック実施計画
(4)2025年度一般会計予算について
2025年度脳科学オリンピック特別会計予算について
(5)利益相反(COI)に関する規定改正について
(6)日本脳科学関連学会規約-付則改正について
(7)第7期各委員会委員承認について
   1)将来構想委員
   2)広報委員長選出
   3)COI管理委員
   4)会計監査委員
   5)脳科学リテラシー委員
   6)選挙管理委員
7)代表補佐、庶務、会計幹事
(8)日本学術会議協力学術研究団体の称号の付与申請について
 
4.報告事項
  1)次期動物愛護管理法改正に係る要望書について
  2)科研費要望進捗の状況と学会連合連絡会の結成について
3)⽣命科学系の学協会連合体との円卓会議(仮称)について
4)ニューロテクノロジー推進議員連盟(仮称)
アカデミアリエゾンユニット設立について
5)連携法人会員の現状報告
5.その他

会議の概要
1. 開会
高橋代表が欠席のため、岡野副代表が議長を務め、開会の辞を述べた。

2. 出欠確認及び連絡事項の説明
松井庶務幹事より、会議における注意事項の説明があった。続いて、出欠確認および会議資料の確認が行われた。当連合の評議員数は96名であり、出席評議員は43名、欠席評議員48名(委任状有り)、議決権の総数は91であった。その結果、評議員の2/3以上の議決権数となり、本評議員会は有効に成立したことが報告された。

3.議決事項
  
(1)2024年度事業報告について
松井庶務幹事より、資料に基づき2024年度事業報告(案)の説明があった。科研費増額要望書については岡野副代表より、文部科学省「博士人材活躍プラン」および雇い止め問題については柚﨑運営委員より、科学技術振興機構研究開発戦略センター(JST CRDS)俯瞰報告書の脳神経研究分野の改訂への協力については池田運営委員より、それぞれ説明があった。2024年度事業報告は下記報告を含めて承認された。

 1)各委員会からの報告
勝野将来構想委員長より、今期は全体としての活動はなかったものの、ワーキンググループ(WG)ごとに個別の活動を行なった旨の報告があった。池田産学連携諮問委員長より、会員の産業界からも委員に加わってもらい、5つのWGおよびそれぞれの中に設置されたタスクフォース(TF)を通じた活動が行われたこと、また製薬協との連携強化や文部科学省へのアプローチも進めていることが報告された。
上田広報委員長より、メールマガジンの配信状況および「脳科学豆知識」のアクセス数について報告があった。

2)2024年度脳科学オリンピック実施報告
第11回脳科学オリンピック日本大会(国内予選)について、奥村脳科学リテラシー委員長より説明があった。

(2)2024年度一般会計の決算および監査について・2024年度脳科学オリンピック特別会計の決算および監査について
古屋敷会計幹事より、資料に基づき2024年度一般会計収支計算書の説明があった。吉田会計監査委員より、会計帳簿および必要書類を照合した結果、内容が適切であることを確認した旨の報告があり、承認された。引き続き、古屋敷会計幹事より資料に基づき2024年度脳科学オリンピック特別会計についての説明があった。奥村脳科学リテラシー委員長より、今期は入賞者9名が福岡開催のNeuro2024へ招待され表彰式が行われため飛行機代など旅費交通費の支出が増えたこと、また賃借料については、2024年度は入賞者が東京におり玉川大学の施設にて対応が可能であったため支出がなかった旨の決算報告がなされた。吉田会計監査委員より、脳科学オリンピック特別会計も適正に処理されていることを確認した旨の監査報告があり、承認された。

なお、日本小児神経学会より5万円の寄附があったが、資料4-1では寄付者が「小児神経外科学会」と表記されているため、記載内容の確認を求める依頼があった。

(3)2025年度事業計画について
岡野副代表より、資料に基づき2025年度事業計画の説明があった。池田運営委員より、ニューロテクノロジー推進議員連盟(仮称)およびアカデミア側リエゾンユニット設立に関する経緯が説明された。産学連携諮問委員会WG内には、ニューロテック分野における法整備を進めるTFがあり、そのTFから、世界的に新しい技術が進展している現状を受けて、そのルール作りを行う段階で官公庁と連携し、日本がリーダーシップを発揮できるよう議員連盟設立に協力することが提案された。併せて、アカデミア側の事務局(リエゾンユニット)を脳科連に設置することが報告された。
引き続き2025年度脳科学オリンピック実施計画について、奥村脳科学リテラシー委員長より説明があり、2025年度事業計画は承認された。
尾崎委員より、日本学術会議第二部(生命科学系)による「生命科学系の学協会連合体との円卓会議(仮称)」について細く説明があり、今後、研究力の強化に向けて脳科連と連携して取り組んでいきたいとの意向が示された。
また、柚﨑運営委員より、「脳科学豆知識」について、関連学会のホームページにも掲載を検討することで、一般の方々へのより効果的な周知が可能になるのではないかとの意見があった。

(4)2025年度一般会計予算について・2025年度脳科学オリンピック特別会計予算について
古屋敷会計幹事より、資料に基づき2025年度一般会計について説明があり、また、2025年度脳科学オリンピック特別会計については奥村脳科学リテラシー委員長より説明があり、それぞれ承認された。

(5)利益相反(COI)に関する規定改正について
鈴木COI管理委員長より、資料に基づき利益相反(COI)に係る委員会の設置および運用に関する規定及びCOI自己申告書に関する修正点の説明があり、承認された。

(6)日本脳科学関連学会規約-付則改正について
岡野副代表より、資料に基づき、規約付則4において、役員の任期に合わせて新たに以下の役職を追加することが説明された:将来構想委員、COI管理委員、広報委員、脳科学リテラシー委員、選挙管理委員および庶務幹事、会計幹事。規約改正に必要な3分の2の賛同が得られ、承認された。

(7)第7期各委員会委員承認について
岡野副代表より、資料に基づき以下の委員構成について説明があり、全員が承認された。将来構想委員18名、広報委員長1名、広報委員5名、COI管理委員2名、脳科学リテラシー委員2名、選挙管理委員3名、代表補佐4名、庶務幹事1名、会計幹事1名、会計監査2名。

(8)日本学術会議協力学術研究団体の称号の付与申請について
尾崎委員より、今回の申請は、今後、正式な形で学協会との連携を強めていくためのものであり、この称号を得ることで日本学術会議から脳科連への情報提供、ならびに脳科連から日本学術会議へ情報提供が可能となることが説明され、承認された。

4.報告事項
1)次期動物愛護管理法改正に係る要望書について
岡野副代表より資料に基づき報告された。

2)科研費要望進捗の状況と学会連合連絡会の結成について
岡野副代表より資料に基づき報告された。

3)⽣命科学系の学協会連合体との円卓会議(仮称)について
岡野副代表より資料に基づき今後は多くの連合との連携が必要になる旨、報告された。

4)ニューロテクノロジー推進議員連盟(仮称)アカデミアリエゾンユニット設立について
池田運営委員より脳科連の運営委員会としてアカデミア側事務局(リエゾンユニット)を
設置することが報告された。

5)連携法人会員の現状報告
松井庶務幹事より資料に基づき現在、連携法人会員は本会員6社、一般会員11社、支援会
員6社、合計23社であることが報告された。

5.その他
岡野副代表より以下について説明があった。
評議員名簿
会員学会大会(学術集会)一覧

岡野副代表、大隅運営委員より以下について、性差の問題は脳科学の研究においても重要
な課題である旨の説明があり、共催研修を行なったことが報告された。
共催研修:性差を考慮した研究開発の推進

 
以上をもって議案の審議等を終了したので、議長は閉会を宣し、解散した。

以上

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