2025年 第1回 脳科学将来構想委員会
【2025年第1回 日本脳科学関連学会連合将来構想委員会議事録】
日時
2025年8月3日(日)11:00~12:30
場所
web会議(Zoom)
出席:阿部修(日本磁気共鳴医学会)、池田和隆(日本アルコール・アディクション医学会)、磯田昌岐(自然科学研究機構)、梅田聡(日本心理学会)、勝野雅央(日本神経学会)、下郡智美(日本神経科学学会)、田中沙織(日本神経回路学会)、銅谷賢治(AMED-脳統合) 永井拓(日本神経精神薬理学会)、橋本亮太(日本精神神経学会)、橋本唯史(国立精神・神経医療研究センター)、花川隆(日本臨床神経生理学会)、林(高木)朗子(日本神経化学会)、和氣弘明(CREST)
欠席:大木研一(日本生理学会)、大塚稔久(AMED-脳統合)、牧之段学(日本生物学的精神医学会)、村山正宜(理化学研究所脳神経科学研究センター)
オブザーバー:岡野栄之代表、赤松和土庶務幹事
議事
1.脳科連将来構想委員の紹介
2.委員長・副委員長選出
3.今後の活動
4.その他
議事内容
会議に先立ち、委員長選任までは岡野代表が進行することが報告された。
1脳科連将来構想委員の紹介
今期第7期将来構想委員会の委員、オブザーバーよりそれぞれから自己紹介があった。
2委員長・副委員長選出
岡野代表より、委員長・副委員長選出にあたり脳科学将来構想委員会の委員長及び副委員長の選出細則の説明があった。橋本亮太委員、花川委員より勝野委員が推薦され、賛成が過半数を超え勝野委員に委員長が決定した。副委員長については細則通り、委員長が委員の中から候補をあげ、前期同様、林委員、橋本亮太委員が推薦され承認を得た。勝野委員が委員長に選任され、以降の審議は委員長が進行することとなった。
3今後の活動
勝野委員長より日本学術会議の未来の学術振興構想について次の通り説明があり、議論していくこととなった。第26期の科学者委員会で現在の構想を改定することが決まり、新しい研究戦略を提出するもの、2023年度に提出したものの改訂を提出するもの、この2種類の公募が行われていることの説明があった。
2023年脳科連より提出された未来の学術振興構想(脳型重層研究網と個別化医療システム網による統合知が導く多様な個の脳・こころと環境のウェルビーイングが共存する「和の社会」構想)については、改訂する意思表明をしていること、また日本神経科学学会より提出された未来の学術振興構想(「脳」宇宙解明のための国際拠点・「脳」天文台の整備)が別立てであり、脳科連のものと関連が深い構想が提出されていることが報告された。
2023年に脳科連より提出された未来の学術振興構想の経緯については花川委員より、日本神経科学学会より提出された未来の学術振興構想の経緯については和氣委員より、それぞれ説明があった。
勝野委員長より、今後は脳科連と日本神経科学学会の構想は同じ方向性の内容で改訂しそれぞれで提出することとなった。また賛同していただける他学会や機関に加わってもらうことについては、グランドビジョンから近い内容のものをリストアップし、将来構想委員会にてメールにて意見を聞くこととなった。声かけについては、今回の日本学術会議にはそれぞれの学会や機関で提出し、文科省の学術フロンティア事業に向けて他学会や機関が提案していることを脳科連や日本神経科学学会のものに取り込んでも良いかどうか確認した上で行うこととなった。
4.その他
池田委員より今後も文科省ライフ課脳科学作業部会との活動を継続するのが良いのではないか、との意見があった。
以上